緑単ボーラス
2017年7月19日 Magic: The Gatheringhttp://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/4373
デッキウォッチング載りました(1年ぶり3回目)
GP神戸はエルドラージトロンで2-3ドロップという過去最悪の結果に。
その後はまた緑トロンに回帰して、せっかくGPも終わったんだしと色々試していた。昂揚トロンとか。
その最中に出てきた《王神、ニコル・ボーラス》のプレビュー。7マナ。強い。
じゃあトロンに入れるしかないよな?
ということでできたのがこのデッキ。紹介されてるのは発売前に《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス》でテストしていたもの。いやだってトロンでトリプルシンボルとか本当に出せるのかってのは不安だったし。
とりあえず《ニッサの誓い》は誰でも思いつくところ。元々5枚目以降の《古きものの活性》として検討されたことはあるし。
ただ能動的に探しにいけないカード4枚だけでは正直厳しい。
《大瀑布》はどうやって思いついたのか全く覚えてないんだけど、我ながらよくここにたどり着いたなと思う。
最初は《ニッサの誓い》4枚、《大瀑布》2枚でテスト。
・ボーラスは普通に出る
・《大瀑布》2枚も要らない
・《忘却石》は《ニッサの誓い》の打率下げるので解雇
・ボーラス以外にもPW入れられる。特に《忘却石》の代わりになるスイーパー枠は欲しい
ということで完成。晴れる屋で入賞したのが冒頭のリスト。
その後破滅の刻の発売日に《王神、ニコル・ボーラス》入りの完成版で3-0×2。
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD08198W/
各PWの所感は以下の通り。
◆《生命の力、ニッサ》
3ターン目にトロンを揃えた場合、大体は途中で《ニッサの誓い》を置いている暇がない。
7マナから彩色→《ニッサの誓い》と動いた時に残るのは5マナなので、5マナPWがデッキに噛み合うのではないかと思って採用した。
これがまた想像以上に噛み合っていて、
[+1]はフィニッシャーであり、ブロッカーであり、マナ加速。《大瀑布》なら5/5破壊不能に。月置かれたりでマナが伸びない時にも出しやすく、次のターンの《解放された者、カーン》が見える。
[-3]は割られた土地の回収、2連続で[-3]を使った《解放された者、カーン》などPWの回収、サイド後は《原基の印章》の使い回しなど非常に小回りが効く。
[-6]は非常に決めやすく土地が無駄牌になりにくくなるが、結局延々土地を引き続けるだけになることも多いので状況次第。悪くはない。
という感じでこれこそがマスターピースだったのではないかというカード。
◆《ギデオン・ジュラ》
緑トロンは1ターンの価値が非常に大きいデッキのため、こういった時間稼ぎ特化型のPWは見た目以上に強い。
《生命の力、ニッサ》で回収すれば5ターンくらいは耐え続ける。制圧後の打点も十分。
もう1枚増やしても良いかもしれない枠。
◆《炎呼び、チャンドラ》
忘却石の代わりに入ったスイーパー枠。
[+1]と[-X]は見たまんまなので特に説明することがない。
結構重要なのが[0]で、デッキの大半が土地を揃えるパーツである緑トロンはトロンを揃えた後に手札に無駄牌しかないというのは珍しくない。そういった盤面で大量にルーティングをして次のPWを探しにいけるのは結構嬉しい能力。
◆《解放された者、カーン》
結局3ターン目カーンが緑トロン最強の動きなのは揺らがず4枚採用。
2連続で[-3]してから《生命の力、ニッサ》で回収すると相手の心が折れる。
◆《王神、ニコル・ボーラス》
3ターン目にトロンを揃えても《ニッサの誓い》も《大瀑布》もないため、3ターン目に出ることはあまりない。大体4ターン目。
[+2]はマッチアップに依るところだとは思うけど、あまり使えない。モダンは金太郎飴的なデッキがあまり多くないし、金太郎飴的なデッキは奪って美味しいカードが少ない。そもそもそういうデッキ相手だとサイドアウトしがちなので、盤面を制圧していて相手のハンドが空の時くらいしか使わない。そういう場面だと大体投了されてる。
[+1]はこのカードの肝。忠誠度を増やしながら2枚ハンデスは鬼。ディスカードだと思いきや追放だし。この能力を使ってる分には《解放された者、カーン》より強い。
[-4]は《解放された者、カーン》の[-3]と一長一短。非クリーチャーに触れない代わりにフィニッシャーにもなる。[+1][-4][-4]という動きが可能なので、他のPWと組み合わせると結構速い。
◆《精霊龍、ウギン》
これもあまり語ることは多くない。
[-X]で《ニッサの誓い》を追放してしまいがちだが、そこは諦めるしかない。
[-10]は普通の緑トロンよりも気持ちいい。
ちなみにクリーチャーが《歩行バリスタ》なのは緑単で除去を採用できないため。別に《スラーグ牙》あたりがメインにいても良いのかもしれないけど、この小回りの効き方は代えがたい。親和やエルフを悶絶させる。
割りと結果を残せているんだけれど先日のモダン杯は0-3でドロップしたし、土地ヘイトの高いMOではボロクソに負けているのでまだまだ調整しようがありそう。
すでにコピーして回してくれてる人を見かけているのはクソデッキビルダー冥利につきる。
以下採用を検討しているPW。
◆《野生語りのガラク》
サイドから4枚突っ込んでトロンを揃えにいかないというアグレッシブ(?)サイドボーディングとか。
[-4]はまず使わなそう。
◆《反逆の先導、チャンドラ》
《野生語りのガラク》とほぼ同じ枠。一応[-7]も腐りにくい。
《血染めの月》貼られると出しやすくなるのは赤いPWに共通するメリット。
◆《太陽の勇者、エルズペス》
制圧力高そうに見えて自分自身では盤面に触りづらいのがネック。
◆《先駆ける者、ナヒリ》
《引き裂かれし永劫、エムラクール》とセットで。《血染めの月》とか《石のような静寂》割れたりもするけど、PW着地させれる盤面でわざわざ割りたいかというと微妙。
◆《頂点捕食者、ガラク》
7マナPWだったら何でも良いというものではない。
何かの間違いでミラーマッチが多発するような環境になったら……いや入れない。
◆《リリアナ・ヴェス》
このデッキでのサーチはとても強いが、単体であまり仕事をしてくれない。
◆《死の宿敵、ソリン》
[+1]能力を《リリアナ・ヴェス》と一緒に使いたい。
◆《自然に仕える者、ニッサ》
XマナのPWというのが非常に噛み合ってる気がしたが、[-6]以外概ね何もしない。気の所為だった。
◆《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス》
[+3]でパーマネント破壊が最高。クリーチャーも行ければ文句なかった。
[-2]は奪えるのが寝てるクリーチャーだけだったりして本体がすぐに落とされる。
問題は《ニッサの誓い》がないと出るのが最速5ターン目な点で、なら《絶え間ない飢餓、ウラモグ》やら《約束された終末、エムラクール》の方が良いよなあという点。1枚ならアリかもしれない。
PW以外にもクインタプルシンボル以下のカードであればなんでも採用できなくはないので、非常に調整し甲斐のあるアーキタイプだと思う。《グリセルブランド》とか。
どれくらい実践的なのかは未知数だけど楽しいのは間違いないので、興味を持った人は是非回してみてください。で色々共有させてください。
とりあえず僕はこれでPPTQ回ります。
デッキウォッチング載りました(1年ぶり3回目)
GP神戸はエルドラージトロンで2-3ドロップという過去最悪の結果に。
その後はまた緑トロンに回帰して、せっかくGPも終わったんだしと色々試していた。昂揚トロンとか。
その最中に出てきた《王神、ニコル・ボーラス》のプレビュー。7マナ。強い。
じゃあトロンに入れるしかないよな?
ということでできたのがこのデッキ。紹介されてるのは発売前に《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス》でテストしていたもの。いやだってトロンでトリプルシンボルとか本当に出せるのかってのは不安だったし。
とりあえず《ニッサの誓い》は誰でも思いつくところ。元々5枚目以降の《古きものの活性》として検討されたことはあるし。
ただ能動的に探しにいけないカード4枚だけでは正直厳しい。
《大瀑布》はどうやって思いついたのか全く覚えてないんだけど、我ながらよくここにたどり着いたなと思う。
最初は《ニッサの誓い》4枚、《大瀑布》2枚でテスト。
・ボーラスは普通に出る
・《大瀑布》2枚も要らない
・《忘却石》は《ニッサの誓い》の打率下げるので解雇
・ボーラス以外にもPW入れられる。特に《忘却石》の代わりになるスイーパー枠は欲しい
ということで完成。晴れる屋で入賞したのが冒頭のリスト。
その後破滅の刻の発売日に《王神、ニコル・ボーラス》入りの完成版で3-0×2。
http://www.hareruyamtg.com/jp/k/kD08198W/
各PWの所感は以下の通り。
◆《生命の力、ニッサ》
3ターン目にトロンを揃えた場合、大体は途中で《ニッサの誓い》を置いている暇がない。
7マナから彩色→《ニッサの誓い》と動いた時に残るのは5マナなので、5マナPWがデッキに噛み合うのではないかと思って採用した。
これがまた想像以上に噛み合っていて、
[+1]はフィニッシャーであり、ブロッカーであり、マナ加速。《大瀑布》なら5/5破壊不能に。月置かれたりでマナが伸びない時にも出しやすく、次のターンの《解放された者、カーン》が見える。
[-3]は割られた土地の回収、2連続で[-3]を使った《解放された者、カーン》などPWの回収、サイド後は《原基の印章》の使い回しなど非常に小回りが効く。
[-6]は非常に決めやすく土地が無駄牌になりにくくなるが、結局延々土地を引き続けるだけになることも多いので状況次第。悪くはない。
という感じでこれこそがマスターピースだったのではないかというカード。
◆《ギデオン・ジュラ》
緑トロンは1ターンの価値が非常に大きいデッキのため、こういった時間稼ぎ特化型のPWは見た目以上に強い。
《生命の力、ニッサ》で回収すれば5ターンくらいは耐え続ける。制圧後の打点も十分。
もう1枚増やしても良いかもしれない枠。
◆《炎呼び、チャンドラ》
忘却石の代わりに入ったスイーパー枠。
[+1]と[-X]は見たまんまなので特に説明することがない。
結構重要なのが[0]で、デッキの大半が土地を揃えるパーツである緑トロンはトロンを揃えた後に手札に無駄牌しかないというのは珍しくない。そういった盤面で大量にルーティングをして次のPWを探しにいけるのは結構嬉しい能力。
◆《解放された者、カーン》
結局3ターン目カーンが緑トロン最強の動きなのは揺らがず4枚採用。
2連続で[-3]してから《生命の力、ニッサ》で回収すると相手の心が折れる。
◆《王神、ニコル・ボーラス》
3ターン目にトロンを揃えても《ニッサの誓い》も《大瀑布》もないため、3ターン目に出ることはあまりない。大体4ターン目。
[+2]はマッチアップに依るところだとは思うけど、あまり使えない。モダンは金太郎飴的なデッキがあまり多くないし、金太郎飴的なデッキは奪って美味しいカードが少ない。そもそもそういうデッキ相手だとサイドアウトしがちなので、盤面を制圧していて相手のハンドが空の時くらいしか使わない。そういう場面だと大体投了されてる。
[+1]はこのカードの肝。忠誠度を増やしながら2枚ハンデスは鬼。ディスカードだと思いきや追放だし。この能力を使ってる分には《解放された者、カーン》より強い。
[-4]は《解放された者、カーン》の[-3]と一長一短。非クリーチャーに触れない代わりにフィニッシャーにもなる。[+1][-4][-4]という動きが可能なので、他のPWと組み合わせると結構速い。
◆《精霊龍、ウギン》
これもあまり語ることは多くない。
[-X]で《ニッサの誓い》を追放してしまいがちだが、そこは諦めるしかない。
[-10]は普通の緑トロンよりも気持ちいい。
ちなみにクリーチャーが《歩行バリスタ》なのは緑単で除去を採用できないため。別に《スラーグ牙》あたりがメインにいても良いのかもしれないけど、この小回りの効き方は代えがたい。親和やエルフを悶絶させる。
割りと結果を残せているんだけれど先日のモダン杯は0-3でドロップしたし、土地ヘイトの高いMOではボロクソに負けているのでまだまだ調整しようがありそう。
すでにコピーして回してくれてる人を見かけているのは
以下採用を検討しているPW。
◆《野生語りのガラク》
サイドから4枚突っ込んでトロンを揃えにいかないというアグレッシブ(?)サイドボーディングとか。
[-4]はまず使わなそう。
◆《反逆の先導、チャンドラ》
《野生語りのガラク》とほぼ同じ枠。一応[-7]も腐りにくい。
《血染めの月》貼られると出しやすくなるのは赤いPWに共通するメリット。
◆《太陽の勇者、エルズペス》
制圧力高そうに見えて自分自身では盤面に触りづらいのがネック。
◆《先駆ける者、ナヒリ》
《引き裂かれし永劫、エムラクール》とセットで。《血染めの月》とか《石のような静寂》割れたりもするけど、PW着地させれる盤面でわざわざ割りたいかというと微妙。
◆《頂点捕食者、ガラク》
7マナPWだったら何でも良いというものではない。
何かの間違いでミラーマッチが多発するような環境になったら……いや入れない。
◆《リリアナ・ヴェス》
このデッキでのサーチはとても強いが、単体であまり仕事をしてくれない。
◆《死の宿敵、ソリン》
[+1]能力を《リリアナ・ヴェス》と一緒に使いたい。
◆《自然に仕える者、ニッサ》
XマナのPWというのが非常に噛み合ってる気がしたが、[-6]以外概ね何もしない。気の所為だった。
◆《プレインズウォーカー、ニコル・ボーラス》
[+3]でパーマネント破壊が最高。クリーチャーも行ければ文句なかった。
[-2]は奪えるのが寝てるクリーチャーだけだったりして本体がすぐに落とされる。
問題は《ニッサの誓い》がないと出るのが最速5ターン目な点で、なら《絶え間ない飢餓、ウラモグ》やら《約束された終末、エムラクール》の方が良いよなあという点。1枚ならアリかもしれない。
PW以外にもクインタプルシンボル以下のカードであればなんでも採用できなくはないので、非常に調整し甲斐のあるアーキタイプだと思う。《グリセルブランド》とか。
どれくらい実践的なのかは未知数だけど楽しいのは間違いないので、興味を持った人は是非回してみてください。で色々共有させてください。
とりあえず僕はこれでPPTQ回ります。
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